柔軟でたくましいカラダになるために
運動選手にとってケガは付き物ともいわれますが、まったくケガと縁のない人もいます。ケガをする人としない人との違いは体の柔軟性、体幹の安定性にあります。柔軟性と安定性という相反する機能を手に入れることでケガをしにくい理想のカラダになります。
①柔軟性
赤ちゃんの体は驚くほど柔らかいものです。
しかし、一定のスポーツ、動きしかしなくなることで体の柔軟性は失われてしまいます。
関節や筋肉の柔軟性がなく硬い状態だと捻挫をしたり、急に筋肉に負荷がかかった時に耐え切れずにケガをしてしまいます。
それを特定のスポーツ競技にこだわらず様々な動きを取り入れることで柔軟な筋肉、関節を取り戻していきます。
②安定性
筋肉ムキムキのカラダが安定しているかというとそうとは限りません。
ボディビルダーのようにアウターマッスル(体の表面にある筋肉)をいくら鍛えても体の安定性は得られません。
カラダの安定性を得るためには体幹部分のインナーマッスル(体の奥にある筋肉)を鍛える必要があります。
体幹部分が安定している人は多少バランスを崩そうがすぐに修正することができます。
インナーマッスルの特徴
普通筋肉は鍛えすぎると柔軟性がなくなり硬くなりますがインナーマッスルには鍛えると柔軟性が増すというすばらしい特徴があります。
つまりインナーマッスルを鍛えることで柔軟でたくましいカラダを得ることができるのです。
不意の衝撃やバランスを崩すような状況にも対応でき、更にケガもしにくい理想のカラダになっていきます。
体操選手や水泳選手のカラダってとても柔らかそうですよね。
体操競技で有名な内村航平選手は筋トレは一切行わないそうです。
体操競技には空中やぶら下がった状態でカラダを支える、安定させるという動作が多くあります。
そのような競技を行うことで自然と体幹も安定し自然な筋肉がついています。
そこまでのレベルまで達するのはとても大変ですが、ジャンプや片足立ちでバランスをとる、不安定な足場で遊ぶといったことでも体幹はしっかり鍛えられていきます。
<ジュニアアスリート応援プログラム>ではそういったバランスをとる動作を主に行い、柔軟でたくましいカラダをつくっていきます。