子供のうちに体幹を鍛えるメリット
体幹を鍛えることで得られる3つの能力
①集中力
体幹が整い安定することでしっかりとした呼吸ができるようになり、酸素を十分に脳に送れることで集中力や記憶力がアップします。
逆に姿勢が悪いと、胸が開きにくくなり呼吸が浅くなります。そうすると脳に酸素がしっかりいかず頭がボーっとしたり、イライラして集中力が落ちてしまいます。
また、同じ姿勢を維持するのにも体幹の筋肉が使われます。体幹が弱いとじっとすることが苦痛になりすぐにごそごそ動いたり、飽きたりしてしまうのです。
②運動能力
一流のアスリートは皆、体幹がしっかりと安定しています。
つまり、体幹を鍛えることでイメージ通りに体を動かせるようになり技術の習得、またケガの予防につながっていきます。
体幹が弱く姿勢が悪くなると、体幹の動きが悪くなるだけでなく手足も動きにも制限が出てきます。わざと猫背の姿勢になり腕や太ももを挙げてみてください。動きにくいことがわかると思います。
自分の体を十分に動かせないというのはスポーツにおいても日常生活においても、大変不利になってきます。
③健康
口呼吸は万病のもと、といわれています。
姿勢が良くなり鼻呼吸になることで特に風邪などの呼吸器系の病気になりにくくなります。
また、基礎体温が上がるため免疫力もあがります。
最近では小学生から肩こり、腰痛の子供も増えてきています。運動不足と姿勢を維持するための筋力低下により体を支えることすら負担になってきているのです。
子供のうちに筋トレをすると背が伸びにくくなる!?
これは昔からよく言われていることですが、科学的根拠は全くありません。
逆に、正しい筋トレを行うことで成長ホルモンの分泌が増え身長も伸びやすくなります。
正しい筋トレとは全身をまんべんなく大きく使い、自分の体重などを利用した負荷の少ないトレーニングです。
過度の負荷をかけてトレーニングは成長途中で未発達の骨や筋肉に負担をかけるため控えるべきです。
昔からある子供の遊びのケンケンパや木登り、鬼ごっこなどは絶好の体幹トレーニングです。
高校生までは筋トレ(ウエイトトレーニング)の必要ありません。それはまだ十分に骨や筋肉が発達していないため負担がかかりすぎるからです。過度に筋肉を鍛えすぎると柔軟性は失われてしまいます。
しかし、体幹のインナーマッスルは鍛えることで柔軟性が増すという特徴があります。
体幹を鍛え、柔軟な筋肉を得ることで、様々な動きに対応できケガの予防にもなっていきます。