できらば避けたいものですが、スポーツにけがは付き物です。
もし、スポーツ中に捻挫をしてしまった、走ったら太ももがブチッと音がして痛くなった、相手の膝が太ももに当たった、などケガをしてしまったらどうしたらよいか。
まずその場でできることは無理をしないこと。安静が第一です。
このくらい大丈夫だろう、という気持ちで無理をすると治りが悪くなるだけでなく悪化する恐れもあります。
そして、できればすぐ冷やしてください。
ＲＩＣＥ処置が原則です。
Ｒ（Rest） ・・・安静（休みましょう）
Ｉ（Icing） ・・・冷却（冷やしてください）
Ｃ（Compression） ・・・圧迫（腫れを押さえましょう）
E（Elevation） ・・・挙上（高く上げてください）
どれも損傷した部位をそれ以上悪化させないための処置です。
そしてなるべく早く専門家に診てもらうこと。
しんしも整骨院でも捻挫や打撲、肉離れに対する処置も行っています。
骨折や脱臼は大ケガですが、捻挫も立派なケガです。逆に捻挫の方がたちが悪いことが多いです。
骨折、脱臼＝重症
捻挫＝軽傷
ではありません。
骨や関節が傷ついたか、靭帯が傷ついたかの違いです。
病院でレントゲンをとり「骨には異常ありませんね。湿布出しとくので様子見ましょう」といわれることは多いと思います。
これは大きな間違いで、捻挫は関節面に大きな負担がかかっていて、その周りにある靭帯は部分的に切れていたり伸ばされてしまっています。
ですのでそのまま放っておくと、内出血がひどくなって治りが悪くなったり、伸ばされた靭帯がしっかり戻らず関節が緩いままになってしまうことが多々あります。
実際、腰が痛くて来られて患者さんの足首を触るとグラグラしていて、聞いてみると子供のころひどい捻挫をしたけど湿布だけしていた、という話をされてました。
固定が十分にされていなかったので、関節が緩いまま安定してしまっていたのです。その結果、他のところでバランスをとろうとして腰に痛みが出ていました。
このように数十年かけて、他のカ所に負担がかかり痛みが出てくることがありますので、たかが捻挫と思わずにしっかり固定をし、安静にすることが重要になってきます。
しんしも整骨院では包帯やテーピングを用いてその時の状況に合わせて固定を行っていきます。
固定をしなければいけない時はしばらく練習休んでしっかり固定しましょう。
また、明日だけは試合に出ないといけないので固定しながらでも動きたいです。
そういったいろいろな状況に対して適切な固定法があります。
昔の捻挫の後遺症に対しては足底板療法というのがおすすめです。
気になる方は一度ご相談ください。
小中学生向けの体幹トレーニング教室も行っています。
ケガをなおすことも大切ですが、ケガをしないカラダをつくることはもっと大切ですよね。
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